ルールがシンプルで直感的な遊びを乳児は好みます。反面、ルールがいよいよ複雑になり駆け引きが楽しめるのが幼児期の後半だとして、共通して大切なことは楽しめること。
遊びはそれ自体が何かの理由になるのではなく、遊びを楽しむという純度が大切だと考えます。
つまり、静かにしてほしいから、落ち着いてほしいから、怪我をしてほしくないから、…という理由で遊びを提供してしまってはならないという事です。そこには大人の都合が大きく含まれてしまっているからです。
そんなに難しく考える必要はないのかもしれませんが、遊びをそれだけ大切に思う事や純度の維持に努めるのも保育者の仕事になります。
写真を見て輪投げを楽しむ子どもの姿が見られます。輪投げも既製品のものではなく、身の回りのものであつらえたという事が良く分かります。ただそれなりに手順や準備を踏まえないと出来ない規模であることも見て取れますね。子どもたちが楽しんでくれたことは保育者の誉ですが、子どもたちは今度はその楽しみを自分で作れるようになってくると「遊び」はさらに質が高まります。
保育者の手ほどきで遊びがどんどんと高まっていってくれることを目指して、今日も保育者は遊びを作り上げ「楽しかったね!」を子どもたちに伝え続けています。
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