おやつが終わり、帰りの身支度でタオルをたたんでしまう一連の行動を自分で行う一コマ。自分のことは自分で行うという、日々の積み重ねがとても大切にされるひと時です。
なかなか気持ちが乗らず、あわよくば自分のことを先生にやってもらおうとしている1歳児の男の子が一人。先生に
「自分でまきまきして、コップにしまうんだよ」
といわれても仏頂面の様子。
何が気に入らないのか、何をしてほしいのか…子どもたちの気持ちをどう探るのかが保育者たる先生の役目になります。時間に追われてそれを大人がやってしまうことは簡単ですが、子どもが自ら進んで行おうと動機づけられるためのきっかけをみつけ手ほどきがどこにあるのか…。
「かっこいいところ見たいなあ~。上手にたためたらかっこいいんだろうなあ」
先生とは別の保育者が声掛けをしました。
しばらくしてからタオルをくるくる、まきまきとしまうことができた男の子。同じ先生が同じトーンで同じ内容を伝えても響かないことがありますが、第三者が介入することで解決する場面もしばしばあります。
最後は声掛けをした二人の大人が大いに褒めて、男の子は満足気な笑顔を浮かべていました。
この記事へのコメントはありません。