口唇期という時期があると言われています。
生まれてから生後18カ月までの期間に「口からのあらゆる快刺激を感じられるようになる」時期を指します。とどのつまり、吸啜(乳首や指しゃぶりといった吸う動作)や口唇に触れることそのものが安心であり、気持ちの良いと感じられる時期です。
ただこの口唇期は結局のところ、成長をしても行動として人間の本能に残っています。最も欲しいもの、求めるものは全て取り込もうとするという習性はこの口腔を介して始まるという事でしょうか。
ちょっと堅苦しい話にもなってしまいましたが、ともかくも自分の好きな物をとっておきたいという気持ちや愛おしく離したくない気持ちの表れが口を通して現れてしまうというこの姿。子どもたちがいまの時期しか見られないとあって、ことさら可愛く見えてしまいますね。
たくさんの人や物を、口から、目から、耳から…五感のすべてを使って愛してほしいと感じさせられます。
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